大人ニキビの根本的な治療方法

ニキビは、思春期だけでなく、大人になってもできてしまうものです。食生活が乱れたり、環境が変わるなどしてホルモンのバランスが崩れると、顔にポツポツとできてしまいます。思春期のニキビは、皮脂の過剰な分泌が原因なので、小まめな洗顔などで改善することができますが、大人になってからのものは、様々な要因が重なり合ってできるため、一筋縄ではいきません。そのため、クリニックや美容皮膚科などでしっかりと治療をするのが、改善の早道となります。

クリニックや皮膚科で行われているニキビ治療には、色々な方法があります。主なものを挙げると、外用薬、ホルモン治療、ケミカルピーリング、局所注射、レーザー、画ぽう圧出、イオン導入、点滴、光治療などです。この中で、大人ニキビに高い効果のあるのが、ホルモン治療です。内服薬と外用薬があり、どちらも女性ホルモンを増加させることによって、大人ニキビの原因を作っている男性ホルモンの分泌を抑制します。

男性ホルモンは、角化細胞を増殖させ、毛穴の詰まりを起こす原因となるほか、どんどん悪化させていくので、女性ホルモンを優位にして分泌を抑える必要があります。この方法は、根本的な改善が望めるため、多くのクリニックで処方されています。ホルモンは、女性ホルモンのエストロゲンの他、大豆由来のイソフラボンなども使用されます。外用薬にも、エストロゲンやイソフラボンなどが含まれ、内服薬と併用することによって、より高い効果が得られます。