ヒアルロン酸注射の効果

ヒアルロン酸はもともと人体の中にある物質で、細胞と細胞を結びつける役割を持っています。特筆すべきはその粘性と保水性で、しばしば整形外科分野、美容外科分野で利用されます。美容外科分野では主にしわ改善に使われます。目尻や眉間やほうれい線など、気になる部位に注射することでしわ改善の効果があります。

ヒアルロン酸を注射するには専門の医師の下、まずカウンセリングから入ります。なりたい顔のイメージを医師と共有し、また医師によるアドバイスも受けられます。実際の施術は１０分くらいです。麻酔をする場合は痛みはほとんどありません。

当日化粧をして帰宅して大丈夫です。ヒアルロン酸はたんぱく質ではないためアレルギー反応がおこらない安全な施術です。非常にまれなことですが、顔の動脈がふさがれることによる皮膚の壊死や、最悪失明などという重い合併症を起こすことがあります。しかし、十分な経験を持つ医師の下で行う施術であれば、安全性は高いです。

また、ヒアルロン酸の注射の効果は永続的ではありません。半年ほどでゆっくりと人体に吸収されて、元に戻ってしまいます。このため、半年ごとに繰り返し施術を受ける人も多いですし、メスを入れるより安全で、料金も手軽なので、非常に人気があります。整形外科の分野では関節の痛む部分に注入する施術があります。

膝関節など加齢等で軟骨部分が減って、クッションが足りなくなっている部分に注射することで、非常に高い効果が出ます。