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膝関節の治療に有効なヒアルロン酸注射

time 2023/04/24

通常の膝関節の状態は骨と骨の間に、関節液という物質が十分にあり、軟骨を動かすための潤滑油の働きがあります。この成分は、ヒアルロン酸で軟骨形成にも役立っています。年を重ねるとともに、ヒアルロン酸成分で満たされた関節液も減少していきます。このことにより、普段の生活での動作により軟骨がすり減り痛みを感じる変形性膝関節症が起こるのです。

この症状は40歳代から目立ちはじめ、60歳代になると潤滑油成分のヒアルロン酸が25%にまで減少するといわれています。ですから、そういった関節液成分の減少を補い、膝の痛みを和らげるためのヒアルロン酸注射があるのです。この治療は、手術のような外科的なダメージもなく時間的にも早く効果が現れるため、非常に人気が高い治療と言えます。治療は直接注入しますが、ヒアルロン酸自体が元々体の中に存在する成分なので、アレルギーなどの副作用も少ないというメリットがありますが、まれにアレルギー反応を示したり、感染や痛みが心配な人は信頼のおけるクリニックに相談してみることをおススメします。

これらのことから、膝関節への成分を直接注入する治療の効果は、患部の炎症を抑えることと、関節の潤滑油の働きをよくし、軟骨の若返りを促すということが分かります。一番効果的なタイミングはやはり、痛みや関節の違和感が初期症状の場合で、早いうちに治療を施すことで、快活に動くことが可能になり、結果体の健康も守られて、長生きをするための助けになるというわけです。

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